葉酸の摂り過ぎは身体に悪い!?

葉酸とは水溶性のビタミンB群の1つで、細胞分裂や造血作用には欠かせない栄養素です。特に妊娠中であれば、胎児の健康な育成の為には必要不可欠だとも言われています。
そんな葉酸を摂れば摂るほどメリットがあるのでしょうか。過剰摂取に成りうるのかなどを詳しくみていきましょう。

 

葉酸の過剰摂取

葉酸は水溶性の為に水に溶けやすいので体外に排出されてしまったり、体内に溜め込んでいられないので過剰摂取になる可能性は考えにくいです。
1日あたりの葉酸の必要摂取量は、成人女性であれば240μg、妊婦さんであれば480μgの量が必要だと言われています。また、上限摂取量は1,000μgとされていますが、よほどのことが無い限り上限を超えることはありません。
(200μg=0,2g)

 

葉酸過敏症
あまり現実的ではないですが、葉酸を1,000〜10,000μgも摂取したとすれば葉酸過敏症になる可能性があります。主な症状は、かゆみや蕁麻疹、発熱、呼吸障害などがあります。

 

ビタミンB12欠乏症を隠してしまう可能性
葉酸とビタミンB12は赤血球を作る役割があります。もし不足すれば巨赤芽球が増えることで貧血を起こしてしまいます。これを”巨赤芽球性貧血”と言います。

 

巨赤芽球…赤血球が作られる途中、異常によって大きくなってしまったものを指す。

 

ビタミンB12の不足にによって起きた貧血であれば、通常の貧血の症状に加え、足がしびれたり運動失調などの神経症状が起こりますが、葉酸の不足であれば神経症状が現れないことが特徴にあります。
ビタミンB12の不足が原因で起こる巨赤芽球性貧血の治療であれば、葉酸を投与すれば貧血は治まります。しかし、ビタミンB12の不足で起きた神経症状は改善されません。
葉酸を過剰摂取した場合、ビタミンB12欠乏症が本当の原因であることを隠してしまい症状を悪化させてしまうことがあります。

 

1日の摂取上限

厚生労働省では葉酸の1日の摂取上限も発表されています。

 

  • 20代女性…900μg
  • 30代女性…1,000μg

(妊娠中も同じ)

 

これは摂取上限なので、出来れば1日に必要な摂取量を覚えておくことの方が大切です。

 

サプリメントの容量を守ることが大切!

葉酸は水溶性で体外に排出しやすい上に、熱にも弱いため、食事で摂取しようとしても調理によって半減してしまうことも分かっています。
なので、食品から摂取するのであれば熱調理をすることで過剰摂取は避けられると言えるでしょう。

 

葉酸サプリメントは1粒で1日の摂取量が補える、など1日1粒服用すれば良いようなものが多くあります。
もしこれを複数服用すれば1日の上限摂取量を簡単に超えてしまうので過剰摂取の原因ともなります。

 

葉酸サプリメントの容量を守って、身体にメリットを与える摂取の仕方を心がけましょう。